Logic AppsのJSONスキーマに入力する内容『Monitor』呼び出しの設定値

Azure Monitor のアクション グループという機能について、皆さんはご存知でしょうか。

例えば、Azure 製品のインフラストラクチャに問題が生じた時に通知をしてくれたり、Azure サブスクリプションのコストが一定値を超えた場合に通知してくれる便利なものです。

今回の記事では、Monitor のアクション グループから Azure Logic Apps を呼び出そうとしているものの、うまく Logic Apps 側の “HTTP” トリガーに JSON スキーマを設定できないという方を対象に、アクション グループ生成後からの手順をご紹介します。

前提として、アクション グループを作成されていない方は下記情報をもとに生成してください。

Find out how to create and manage action groups. Learn about…

前提条件

下記作業は終わっている前提でお話させていただきますので、ご了承ください。

  • Monitor からアクション グループの作成。
  • Logic Apps 側でトリガーに “HTTP” トリガーを設定。
  • アクション グループから当該 Logic Apps の “HTTP” トリガーを呼び出す設定済み。

Logic Apps を呼び出す

はじめに、[アクション グループ] – [概要] – [テスト] をクリックしてください。

すると、右側にニョキっと別タブが出てくるんで、使いたいものをクリックします。
(例として、今回は “コスト予算アラート” を利用しています)

使いたいもの選んだら、同じタブの下側にある [Test] ボタンをクリックします。

[Test] ボタン クリックにより、アクション グループに設定された Logic Apps が起動します。
今回は “コスト予算アラート” のサンプルが起動したって感じですね。

そしたら、今度は Logic Apps 側の画面に移動します。
[Logic Apps] – [開発ツール] – [実行履歴] から、最新で記録されている実行履歴が先程アクション グループからテスト実行したものなので、クリックしてください。

展開後、”HTTP” トリガーの [出力] – [body] の内容をコピーします。
(紙 2 枚重なってるみたいなアイコンからコピー可能です)

上でコピーしたものがアクション グループから Logic Apps を呼び出す際の正しい JSON スキーマ形式 (今回は “コスト予算アラート”) になるので、これをうまく利用します。

次は [Logic Apps] – [開発ツール] – [ロジック アプリ デザイナー] に移動してください。
“HTTP” トリガーの [サンプルのペイロードを使用してスキーマを生成する] をクリックします。

新しいタブが開くんで、ここにさっきコピーしたものをペッと貼り付けます。
貼り付けたら、そのまま [完了] 押しちゃってください。

すると、何か知らんけど勝手に JSON スキーマが良い感じに整形されています。

補足的な何か

適当なコネクタから呼び出そうとしても、しっかりと動的コンテンツが表示されます。

一応、本手順通りに進めて正しく JSON スキーマが設定できた状態で、もう一度アクション グループから “コスト予算アラート” を実行してみるとします。

Logic Apps ワークフローの実行履歴から確認すると、しっかり “schemaId” を受信できてます。

後はこれを Teams とかの使いたいコネクタの body に設定いただければと。

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